劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』を観に大阪の地へ降り立ったのは、2023年2月11日のこと。ミュージカル鑑賞は私にとって当たり前の趣味でありながらも、実際に劇場で見るのはチャンスの少なさや労力・金銭的な理由もあり非日常でもある。
大阪・梅田近くにある『カフェ&ブックス ビブリオテーク』は、そんな「非日常、されど日常」な日にぴったりのカフェだった。
《カフェ&ブックス ビブリオテーク 大阪・梅田(café & books bibliotheque)》
住所 大阪府大阪市北区梅田1-12-6 E-ma B1F
営業時間 11:00~20:00 (料理L.O. 19:00 ドリンクL.O. 19:30)
予算 1,500~2,000円
アクセス JR大阪駅 徒歩5分
カフェ&ブックス ビブリオテーク|店内の雰囲気
店内は黒を基調として明るすぎない照明の暖かさのある、落ち着いた雰囲気だ。
カフェの名前にある通り、本を読むのに最適な、視覚や聴覚を邪魔しない感じ。
流れている音楽もインスト音源風で、どこか抽象的で、私は心地よく眠れそうな感じだと思ったけれども、一緒に行った友人は「不穏な音楽だな……」なんて言っていて、ちょっとおもしろかった。感性って人それぞれ!
本を読むのに最適ではありますが、私の利用した時間帯(19時頃)は適度に賑やかでありました。
ほぼ満席で、皆さん会話が弾んでいる様子でした。
カフェ&ブックス ビブリオテーク|メニュー
メニューはパスタやプレート等の食事とスイーツがともに充実していた。
今回は夕方頃にスイーツを食べるつもりで入店したのだけれど、メニュー表をみていたらついついヘルシーそうなサラダと「こだわっているんだろうな」って一目見て分かるパン、豊富な品数のプレートが気になってそちらを注文。
メニュー名がどれも長くて、そこまで言うのなら美味しいのだろう、と期待せずにはいられない。
カフェ&ブックス ビブリオテーク|食事
注文したのは『エビと根菜のトマトグラタン&燻製バターのビーフシチュー、自家製4種デリの贅沢プレート』
ワンプレートに色とりどりのサラダ、フランスパン的な見た目のパン、グラタン、シチュー、半分のゆで卵。パンと、この紫色のサラダには味のアクセントとしてレーズンが入っている。
レーズンの酸味とほんのり甘いパンの味のコントラストが最高だった。
このカフェで一番感動して一番印象に残っているのはこのレーズン入りのパンといっても過言ではないほどで、毎朝食べたいと思ったほどだ。
シチューはしっかりした味付けで調味料の味が強く感じられる。にもかかわらず、まろやかさでコーティングされていて舌触りがよい。前述のパンにこれをつけて食べるのがまた絶品だったわけだ。
食事を取るとき、ダイエット的な理由や気分的な理由でサラダを最初に食べる人は多いかもしれない。
私もその一員だが、この『カフェ&ブックス ビブリオテーク』でプレートを注文する際は、ぜひ早いうちにシチューとグラタンを食べてほしい。コーヒーの冷めないうちに、ならぬシチューの冷めないうちに。
ごく当たり前のことを言うが、絶対に熱々のうちに食べた方が倍美味しい。
私はついいつもの癖で野菜から食べてしまい、(しかも食べるのが遅いので、)せっかくのグラタンが冷めてしまっていた。
それでも根菜とぷりぷりのエビの乗ったグラタンは美味しかった……のだけれど、次行くときは絶対にシチューとグラタンを先に食べようと心に誓った。
たとえそれで舌をやけどしたとしても、また食べる順的な意味で血糖値が上がりやすくなったとしても、きっとこの熱々のグラタンを先に食べることでしか得られない幸福があると思うんだよな。
カフェ&ブックス ビブリオテーク|まとめ
本当は劇団四季を見る前の腹ごしらえとして訪れようと思っていた『カフェ&ブックス ビブリオテーク』。
最初は大阪駅の迷宮に惑わされて辿り着けず、一度はあきらめてしまった。
しかし、どうしてもあきらめきれず、観劇後にリベンジ。
大阪駅(のあれは恐らく地下)を十数分迷った末に、ようやく辿り着けました。
本を読むのに最適な落ち着いた雰囲気なのもあり、店内は女性を中心にほぼ満席。
居心地がよく、ついつい談笑が捗っちゃうためか、お客さん(席)の回転率はスローテンポな気がします。
観劇前に訪れる場合は、時間に余裕を持つと安心です。
なお、プレートは小食な私でも完食できるボリューム感でした。
https://www.bibliotheque.ne.jp/