見た日 2019年12月11日
愛知、ダイアモンドホール
古川雄大さんのライブに行ってきました。
やっぱりステージの上のあなたこそミュージック。
ライブレポートです。
総文量6000文字近くありますので、目次よりお好きなところからどうぞ♪
古川雄大 TOUR 2019 ~Love songs~
今回はなんと前から2列目という素晴らしい席を引いてしまいました。
エリザベートは遠目の席が多かったのですごくドキドキしました。
見上げたすぐ目の前に古川さんがいる・・・!!
実は初めてチケットを買って、見に行ったミュージカルがちょうど一年前。
2018年夏に古川雄大さんを知り、一瞬で一目惚れして推し始めて最初に取れたチケットが2018年冬のマリーアントワネットの御園座公演でした。
見た公演は12月10日と21日、ちょうど名古屋初日と楽日。
なので今回のライブはちょうどミュージカル観劇スタート1周年でもあります。
もう1年経ったのか!という気持ちと、
まだ1年なのか!という気持ちがせめぎ合っています。
この1年楽しかったなぁ…笑
物思いに耽ってしまいましたが早速感想レポートです!
今回のテーマはラブソング
古川さんはとても情緒に富んだ哀愁漂う詩を書く。
そんな古川さんの歌う愛の形はとても美しく、あたたかかったです。
今回多忙でCD買えず… 当日になって会場行くまでにiTunesで聞こう!!と思ったものの…まだ配信されておらず、まさかの未履修状態…
それでもたくさん楽しむことが出来ました。
過去のライブも映像を見る限り初見の方に優しいライブだったし大丈夫かな…って思ってましたが本当に大丈夫だった。
むしろ、今回が古川さんのライブ初めてっていう方が結構多かったです。
「初めての人挙手!」が言うとと共に私の周りを含めたくさんの方が手を挙げていましたよ。
セトリは新アルバム中心で、他にもテーマに沿った曲をいくつかピックアップ。
MCは多め。数曲に一度はさみます。
あと地味に助かるのは、基本的に古川さんのライブは椅子に座って聴く事が多いので腰痛持ちの私でもへとへとにならずに楽しめるところ。助かる~~
ミュージカルからくるお客さんへの配慮なのかな?
歌うときは本当にかっこよくて、全身から音楽を奏でている古川さん。
でもトークになるとどこかふわふわしててギャップがすごい。
天然でおもしろい。顔芸とか意外としちゃう。
実はいくつか未視聴の曲もあったのと、
視聴してるけどタイトルをド忘れしたり、
そもそもテンション上がりすぎて記憶が飛んでいるところもあるけれど印象に残っているエピソードをいくつか。
アルバム「love songs」から。
「飲みに行かないか」
この曲は古川さんが偶然耳にした会社員(?)たちの会話を元に作ったそうです。
「飲みに行かない?」
「いや用事あるから」
「ぜってー嘘じゃん!」
っていう会話を偶然聞いて、その後車で家に帰るまでの間にメロディの骨組みは出来ていたんだって。
歌が「その人とは今尚仲良しだ」というフレーズで終わるところが凄く好きで、
私は別に当事者でも何でも無いのにとても嬉しい気持ちになりました。
これをひとつの「愛」の形だと捉える古川さんの柔軟な心、本当に素敵だなぁとかみしめた一曲。
特に用事も無いけれど、なんとなく気分ではないから誘いを断った。
それから誘いは来ないけどその人たちとはまだ交流があるし今でも友達だ、っていう曲。
けっこうしっとりした曲だけど、いつもの哀愁ある感じというよりも歌声にあたたかみが多め。
いいですねーーこういうのんびりした友情関係ってなかなか難しいけど、こういう友達ほしいなって思う。
それとこの人間関係を愛と捉える古川さんの情緒は本人の性格由来なのかなぁ
なんて思ったり。
というか最早この曲すごく古川さん本人みたいだなあなんて思ったり。
以前ミュージカルの制作発表で先輩俳優さんからの誘いを断ったというエピソードを聞いたので、
あ、まんまそれじゃん。
みたいな。
「fate」
壮大な曲を作りたかった、とのこと。
しか覚えてない、ごめん。わたしのばか!
書こうと思ったら既に記憶喪失なのが発覚してしまった。やだ~~忘れたくない
♪飲みに行かないかのインパクトが激つよでした。
既存曲
i know
幻聴じゃなければ歌ったはず。私の推し曲…っ!!
好きすぎてしんどいな…しんどいわ…ってなってた。
古川さんの曲は自問自答っぽい曲が多くて、むずかしい言葉は使わないけどとても澄んで美しい歌詞ばかり。
「なにか悩み事があるのかな?」とつい心配になってしまうような哀愁のある歌詞、それに歌声がピッタリあっていてずっと聴いてたいなって思う。
秋の終わりどき、はらりはらりと紅葉が落ちる頃の景色を連想させる歌声と歌詞、メロディ。
「桜にさらわれそうな美人」とは言うけれど、むしろ古川さんの場合「落ちる紅葉に埋もれて消えそうな美人」すらある。
あーーー薄汚れた語彙力では彼の美しさを何も表現出来ません
SUNDAY
今回敢えてセットリストから外した「SUNDAY」
アンコール後も鳴り止まない拍手にはにかみながら「歌っちゃう!?」
まさかのダブルアンコール。
この曲は歌詞があたたかくて元気な気持ちになるし、思わず小躍りしちゃう。
きけてよかった。うれしい。
思い出したら幸せになってしまった。
ミュージカルコーナー
今回はコーナーとじゃなかった!
自分の曲の合間合間に入れていくかんじ。
世界の王(「ロミオ&ジュリエットより」)
ライブ序盤で♪世界の王♪のイントロ始まったときはすっごいどきどきしちゃった。
数あるミュージカルソング、しいては「ロミオ&ジュリエット」の中でも一番好きな曲です。
ノリがよくて思わず体が揺れちゃう。
そして今年も去年に引き続きサビを丸ごと歌わせるという無茶振り。
2018年のクリスマスライブではまだ練習時間があったのに今回は「もうできるよね」ってぶっつけ本番。
古川さん時々Sっぽい。
予習はばっちりなのでめっちゃ歌いました楽しかった!
多分歌詞の「朝から夜まですべての時間を生きてる今感じ愛し合いたい」の「愛」を拾った選曲だったのでしょう。
ロミオとジュリエットが愛を誓う曲の♪エメ♪じゃないところがなんとも、笑
愛と死の輪舞曲(「エリザベート」より)
エリザベートでトート閣下がシシィに一目惚れするシーンで歌う曲。
眼差しがトート閣下の時に見せたそれだった…
この曲歌う時 声が深くて甘くて聴いてて耳が幸せになる。
エリザベート、実はウィーン版の方が好きなんですけどこの曲自体はすごく素敵で大好きです。
古川さんの声の質とすごくあってる…好きが深い…
余談ですが、古川雄大さん演じるトート閣下はすこしウィーン版の雰囲気を感じました。歌い方とかかな、マテさんみあった。
公演中、♪最後のダンス♪のサビの入り方がウィーン版でしたし。
影を逃れて(「モーツァルト!」より)
「声裏返っちゃった」ってって笑う古川さん〜〜
「モーツァルト!」の中ではこの歌が1番好きらしいです。
私も一番好きです。
♪影を逃れて♪のメロディは上がり下がりが激しいんですよね。
「自分の↑ 影から↑ 」ってところとか。
高音出す時に腕がピンって伸びたりおててギュッてしたり体こわばるところ、
表情が><←この顔になるのがすごく好きです。
めちゃくちゃ歌に気合い入ってて泣くかと思った(語彙力限界)
並の男じゃない(「モーツァルト!」より)
客席に「豚野郎」って言わせる古川さん。難易度が高い。
「豚野郎ォ〜??↑」の言い方がめちゃめちゃ可愛くて。
私はモーツァルト!未履修で初見でしたがすごく聴いてて楽しかった。
モーツァルト!再演やらないかなー
余談:「並の男じゃない」の茶番劇
何歌おう?みたいな客振りで観客が「ダンスは止められない!」って言っててめっちゃ笑った。
それヴォルフガングやないコンスタンツェや。
でもでも正直私もすごく古川さんの声で♪ダンスは止められない♪を聴きたかったのでわかる〜!!てなった。
「燃えて〜散って〜もっと〜抱いて??」てワンフレーズ歌ってくれた古川さん。
微妙に歌詞間違えてて可愛かった。
他にも「星金歌って!」って声も。
何フレーズか歌ってくれたけど歌詞が全然違ったらしくてこれまた笑った。
モーツァルト!の中でね、って言ってるのに別の日(大阪?)では「僕は怖い!」て声が飛んできたらしい。
それはロミジュリ。
あーでもロミオソロのロミジュリ曲もある意味聞きたかったな〜
♪憎しみ〜エメ(リプライズ)♪が好きなのでまたいつか生で聴けたらいいなぁ
MC
この日会場が過去に類を見ないほど盛り上がっていたらしくて古川さんがびっくりしていた。
「レッドブル飲んできた?」ってしきりに何度も聞いてて笑った。
そんな話をした直後に下記2つのエピソードトーク
定食屋さんのはなし
以前名古屋に来た時にお気に入りのレストラン(定食屋?)を見つけたらしい古川さん。
だから今回も行こうと思っていたのに、調べたらもう閉業してしまったらしい…
どうやらそのお店は30年ほど営業していたらしくて、ほぼ同い年なのにこの出会ったタイミングで閉店!?ってびっくりしてた。
オカルティックなホテル…?
大阪から名古屋まで来て今回泊まったホテル。
チェックインする瞬間からなんだか不自然な耳鳴りがしたらしく、「なんかやばいぞ」と。
古川さんははじめて泊まるホテルでは全然寝れないという神経質っぽいところがあるらしいんですが、その晩はなぜかぐっすり寝られたそう。
それと真っ暗だと眠れないから枕元のランプつけっぱなしで寝るらしい。
かわいいが抑えられない。
盛り上がってて嬉しそうな表情してたのに自分から微妙な空気にするエピソード話してて笑った
あっきーさんを尊敬している
ミュージカルに出演しているけど古川さんは声楽を専門的に習っていた訳ではない。
自分と同じく声楽出身ではない中川晃教さんをとても尊敬している様子。
「あっきーさん」と親しく呼びながらも、物怖じしずに胸を張って堂々としている中川さんをとてもすごいと思っている。
自分はそんな自信がないので「あ、お邪魔してます」
泥棒が家に入ってくる時みたいなポーズしてた。
借りてきた猫!
ニックネームを決めてほしい
昔から「古川さん」「古川くん」「雄大さん」「雄大くん」と呼ばれておりニックネームを付けられたことがないそうです。
「ゆん」という愛称は実は本名とは無関係。
昔見たテレビ番組で鍋が飛んでく時の効果音が「ゆん!」
それを気に入って楽屋でゆんゆん言っていたら、バクステ映像を見たファンが勝手に「ゆん」って呼び始めたらしい。
面白すぎて笑っちゃった
私も「ゆうた」だから「ゆん」なんだと思ってたよ…
古川さん「かっこいいニックネーム決めてよ ブルーサムライみたいなやつ」
それかっこいいのか?
“神!”
古川さん「それ、採☆用」
わかるよ神って言いたい気持ち(めっちゃ笑った)
「採☆用」って何回か言いながらビシッと指さしする古川さんめちゃくちゃ可愛くてこの萌え(?)が文章では伝えられないのが悲しい。
“顔面国宝!”
わかるよ私も呼んでる。ルーブル美術館から逃げてきた国宝とか呼んでるよわかるよその気持ち(めっちゃ笑った)
「どうも 顔面国宝です」
「って出会い頭に言われたら嫌でしょww」
最近古川さん自分が美丈夫だって認めたな…
王子様って言ってる人もいた気がする。
他にも前の方から「天使…天使…」って聞こえてきてフフ、わかる。
某ラジオでニックネーム聞かれた時に「ファンからはゆんって呼ばれてます」って答えたけど実際に呼んでる人挙手っ!
で手上げた人全然いなくて「ゆんって呼ばれてるって言っちゃったよ」てなってる古川さんかわいいな…(n回目)
「なんて呼んでるの?」
“ゆうたくーん!””ゆうたさーん!”
圧倒的多数。
“古川さん!!”
「古川さんはちょっと距離遠いなーw」
古川さん呼びの民なので頑張って「ゆん」って呼びたい……
「(本名に関連した)あだ名を決めてほしい」
“ゆんた!”
「それゆん入ってる」
“古ちゃん!”
まさかのロミジュリエピ(ロミジュリ制作発表の時に城田優さんが「古ちゃん」て呼んでいた)
満足かい?
今回の物販の話。
古川さんの顔がでかでかと印刷されたクッションとブランケットがあって。
それでクッション何に使うの?
「足で蹴ってお尻で踏んで 満足かい?」
って言ってて。
その時の表情が大変冷笑的でなんか知らないけどぐっっっときてしまった。
「満足かい?」を2回くらい言ってた気がする。
満足です。
いつまでもピュアでありたい
テレビ作品に出演することを「これからは自分が会いに行く」と表現する古川さん。
でも舞台も頑張るから会いに来てって。
いきます〜!!!!!
劇場にチケットを持って見に行くというちょっとアングラチックな優越感がお気に入りだったので、最初はテレビ出るのかーーなんて嬉しいやらモヨモヨするやらで。
でもこの言葉を聴いたらそんなもやもやも吹っ飛んでしまいましたよ。
古川さん「いつまでもピュアでありたい。」
まとめ:一生忘れたくないライブ
一瞬一瞬、一言一言とってもどれも素敵で感動して本当に忘れたくない最高の時間だった。
作った曲に込めた気持ちを古川さん本人の言葉で何度も聞かせてくれる。
CDを聴く度にそのエピソードを思い出すのでなんだかいつもあたたかいきもちになる。
舞台役者の時はまじめでストイック、
リラックスしている時はどこかふわふわしてて天然気質で、
アーティストとして歌う時は伸び伸びと全身で歌ってて、
でも思慮深く優しい心を持っていて。
その全部の古川雄大さんが世界で1番素敵だなぁと思うわけです。
32歳ともなるとどこかスレてる部分が出てくると思うんですけど、今でも母親のこと「おかーさん」って呼んだり、なにかと「大人気ない自分」「頑固なおじさん」って自嘲気味に肩をすくめるところがあって。
着飾ることをしない純粋な人だなぁと。
そんな古川さんが口にした「いつまでもピュアでありたい」はもう納得の嵐
30代になると今までの生き方が顔に出る、とはよく言いますがまさにそうなんだな、と。
ずっと応援していたい。
以上そんな感じのライブレポートでした!
そんじゃね!
2020年の活躍も楽しみ。
トップナイフにエリザベートにエールにコンフィデンスマンに大忙し。楽しみ。
しかし茶の間に古川さんの魅力がついにバレてしまうのか…と思ってしまうあたりがなんかもう私の煩悩早く成仏して。
ライブのグッズ通販やってるらしいよ。